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2010年05月06日
インドア
ここ数日練習が体育館の日でやったりしているので、
僕がアメリカでプレーしたインドアサッカーについて書きたいと思います。
MLS以下のアメリカのサッカーシーズンは
2部のプロでも長くて半年から8カ月、
大学は秋の本シーズンが3カ月、春のシーズンが1カ月半から2カ月と短いのです。
よってMLS以下の選手は自分の所属してるリーグがシーズンオフの期間は
他の独立リーグやセミプロリーグのクラブチーム、また今回話すインドアサッカーのリーグに所属して、
試合勘、コンディション等を維持します。
僕も大学が夏のシーズンオフ時には、サッカーの独立リーグのPCSL
冬はセミプロインドアサッカーリーグのDISL、PASLでプレーしました。
日本ではフットサルという競技が盛んですが、
アメリカの室内サッカーは体育館ではなく、
ほぼアイスホッケーのサイズと同様のグランドでサッカーをします。
縦はフットサルコートの2倍以上(3倍くらいあるのかな)、横は1.5倍かそれ以上。
会場によってまちまちです。
人数は成年男子が5人+キーパー
男女混合はそれぞれ3人ずつ+キーパー
それ以下は年齢に応じ最大7人までです。
ボールはサッカーボールと一緒
プレーするはアイスでなく、人工芝です。
それと交代は自由。
またパワープレーがあります。
1クオーターにファールを5回以上したり、イエロー2枚をもらうと
2分間の1人少ない状況で戦うペナルティー
男女混合やレクレーションのレベルでは5点差以上つくと
負けてる側は人数を1人増やすことができます。
このように色々ユニークなルールがありますが、
サッカーと最大の違いは、壁
アイスホッケーを見た方はわかると思いますが、
アイスホッケーは周りが壁で囲まれていますね、
よく「衝撃映像」なんて題でホッケーの選手が接触して、勢い余って壁に激突というようなシーンがテレビに出てくるように、
インドアサッカーにも壁があります。
しかもインドアサッカーにはゴールの横も壁です。
なのでシュートが枠に外れても、壁に当たってかならずはねかえってきます。
そのフィールドによってですが、コートの横も1メートル約2メートルほどの壁に囲まれているのです。
僕が思うインドアサッカーの一番の醍醐味はシュートです。
ゴールの枠はハンドボールゴールより少し大きめのゴールなので、
そう簡単に遠目からのロングシュートは入りません。
しかし、周りに壁があるので、外れて跳ね返ってくるので、
そのこぼれが得点チャンスになるので、
必然的にみんなチャンスがあればシュートに行きます。
一方キーパーは悲惨です。
至近距離からのシュートの雨あられ、
またセーブしてのがれても壁に当たって跳ね返って、すぐさま次のシュートが飛んできます。
第二に、試合が途切れることなく展開が早い
もちろん壁の外にボールが出ればその地点からキックインになりますが、
マイボールになったのに蹴りだしはしません、なのであまりボールが外に出なくなります。
なので、フィールドにいるときはアラートな状況でプレーしています。
ある一定の低い位置自陣の半分より下からロングボールを蹴れないっていうルールがあるのですが
チームによってはロングボールでまず壁にあてて、そのこぼれを拾ってキープというチームもあるので、
攻守の切り替えが目まぐるしく変わります。
レベルの高い試合では本当に体力的にきついです。
僕が所属していたセミプロリーグでは、展開が速いので2分を過ぎるとへばります。
というのも人間が無酸素状態に近い状況で、できるのが2分くらいかと思います。
なので試合では1分半で交代そして、また1分半後に出る。このインターバルの繰り返しです。
これをクオーターごと休みを入れますが、約1時間インターバルが続きます。
最後に、常に100%なプレーが魅力
周りが壁でシュートが多いインドアサッカーなので、ディフェンスの時は距離を詰めてシュートを打たしてはいけません。
また、自陣からロングボールを蹴った時には、壁に当たったセカンドボールを拾うため押し上げなければなりません。
一方、さっきも話したようにハーフコートの自陣ゴールに近い2分の1、つまり4分の1からはロングボールが蹴れません。
もしその位置からロングを蹴ったとすると、その4分の1のライン上から相手のフリーキックになってしまいます。
なので、ロングボールがけれないので、試合の終盤にならない限り、いつもハイプレッシャーで前から行きます。
それなので常に攻守にわたって100%を要求されます。
このようにシュートや展開の早さそして常に100%のプレー
これがアメリカ人がプレーするのに適していているんでないかと思います。
サッカーの人気がないと言われているアメリカですが、実をいうとプレー総人口は世界一なんです。
サマータイムの平日の午後は毎日夕方6時からサッカーコートが15面以上ある広大なサッカーパークで、
地域の成人のレクレーションサッカーリーグがその年齢や性別、レベルに分かれて開催されます。
そして冬場には、このインドアサッカーが人気でいつも会場はプレーしに来る人であふれかえっています。
えーキック力が自慢のたくや君によってボールは大陸を超えましたが、太平洋を越えるキック力がなかったようで、
シンガポールではなくアメリカでロングパスを受け取ってしまいました。
実を言うと僕もキック力が自慢なんです。
中学校の総体の公式戦でキックオフゴールを2試合連続決めたという伝説があります。
しかしながら、荒波舞う太平洋はこえられないので、
これからこのボールをまた南米大陸に蹴り返したいと思います。
昨日監督に体力アップメニュー作成を頼んでいた
アルゼンチンの狐塚選手
どうでしょう
Posted by スポルティーバつくば at
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