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2010年04月17日
Paraguay
稲若選手からのセンタリングを慌ててトラップした野本です。
書くネタがみんなより少ない男なので、前回同様留学時代の話をします。
ドイツ留学を色々なトラブルがあり、不本意な形で帰国した2008年の冬、再び海外でのプレーを望んでいた俺に『南米のパラグアイでプレーしてみないか?』という話が舞い込んできました。
すぐに承諾し真冬の日本から真夏のパラグアイへ向かい、着いてすぐリブレと呼ばれているチームに合流し連日練習に明け暮れました。
リブレとは所属チームが無い選手達が集まるチームで、スカウトや監督が見守る中朝からずっと紅白戦を行い、活躍すれば引き抜かれていきました。
周りの選手はとにかく契約を勝ち取る為、基本パスを出さずに目に見える結果を求めていました。時には味方も敵となり、敵からボールを奪った直後に味方に体をぶつけられボールを奪われたことも幾度もありました。
結果を出さない限りどのチームからもオファーはない、そう思った自分は11対11ではなく21対1だと考え、ボールを持ったらシュートまで持ち込み・デタラメなスペイン語で要求し・時には味方からボールを奪ってでもアピールを続けました。
パラグアイは1部から4部までがプロリーグで、連日アピールを続けた結果こんな俺にも4部のチームに練習に参加できるチャンスが舞い込んできます。
結局その4部のチームと契約を結び、1シーズンプレーすることになりました。
ちなみにチーム名はRECOLETAと言い、かつて1部にも所属した古豪で、転がり落ちて4部まで降格していましたが1部時代の名残りで大型バスやグラウンドなど4部にしては環境は良かったです。
40人近い選手達とポジション争いをし、中々出場機会は恵まれませんでしたがいつも前日に召集される21人には入っていました。ただそこからが難しく、思うように試合に出れない日々が続きます。
僅かなチャンスしかないまま前期が終了し、後期に向けて頑張ろうと考えていた俺に同じくサブで仲が良い選手が『俺達はこれから1ヶ月間、誰にも負ける事は許さない』と話しかけてきました。
その言葉の意味を、翌週のグラウンドで理解しました。
それから1ヶ月間、南米で契約書というものは『絶対に守られるもの』というわけではないことを思い知らされる1ヶ月を俺は体験することになります。
・・・長くなったのでこの辺りで終わります、続きはまた今度(あるのなら)。
明日はクラブチーム選手権大会の3回戦、チーム一丸となって絶対に勝ちましょう!
次回の書き込みは、同じく南米関係でアルゼンチンに留学経験のあるこの間新加入したDFの渡邉卓矢選手(漢字間違えてたらごめんなさい)にお願いします!
書くネタがみんなより少ない男なので、前回同様留学時代の話をします。
ドイツ留学を色々なトラブルがあり、不本意な形で帰国した2008年の冬、再び海外でのプレーを望んでいた俺に『南米のパラグアイでプレーしてみないか?』という話が舞い込んできました。
すぐに承諾し真冬の日本から真夏のパラグアイへ向かい、着いてすぐリブレと呼ばれているチームに合流し連日練習に明け暮れました。
リブレとは所属チームが無い選手達が集まるチームで、スカウトや監督が見守る中朝からずっと紅白戦を行い、活躍すれば引き抜かれていきました。
周りの選手はとにかく契約を勝ち取る為、基本パスを出さずに目に見える結果を求めていました。時には味方も敵となり、敵からボールを奪った直後に味方に体をぶつけられボールを奪われたことも幾度もありました。
結果を出さない限りどのチームからもオファーはない、そう思った自分は11対11ではなく21対1だと考え、ボールを持ったらシュートまで持ち込み・デタラメなスペイン語で要求し・時には味方からボールを奪ってでもアピールを続けました。
パラグアイは1部から4部までがプロリーグで、連日アピールを続けた結果こんな俺にも4部のチームに練習に参加できるチャンスが舞い込んできます。
結局その4部のチームと契約を結び、1シーズンプレーすることになりました。
ちなみにチーム名はRECOLETAと言い、かつて1部にも所属した古豪で、転がり落ちて4部まで降格していましたが1部時代の名残りで大型バスやグラウンドなど4部にしては環境は良かったです。
40人近い選手達とポジション争いをし、中々出場機会は恵まれませんでしたがいつも前日に召集される21人には入っていました。ただそこからが難しく、思うように試合に出れない日々が続きます。
僅かなチャンスしかないまま前期が終了し、後期に向けて頑張ろうと考えていた俺に同じくサブで仲が良い選手が『俺達はこれから1ヶ月間、誰にも負ける事は許さない』と話しかけてきました。
その言葉の意味を、翌週のグラウンドで理解しました。
それから1ヶ月間、南米で契約書というものは『絶対に守られるもの』というわけではないことを思い知らされる1ヶ月を俺は体験することになります。
・・・長くなったのでこの辺りで終わります、続きはまた今度(あるのなら)。
明日はクラブチーム選手権大会の3回戦、チーム一丸となって絶対に勝ちましょう!
次回の書き込みは、同じく南米関係でアルゼンチンに留学経験のあるこの間新加入したDFの渡邉卓矢選手(漢字間違えてたらごめんなさい)にお願いします!
Posted by スポルティーバつくば at
18:12│Comments(3)